一人旅を続けていると、洗濯に意外とお金がかかり面倒なことに気づかされる。自炊も同じく手間取るが、美味い料理ができた時の喜びで十分に相殺される。料理はプラスを生み出すが、洗濯はマイナスをゼロに戻すだけだ。Tシャツは綿100%を素肌に着るのが気持ちいいが、旅先で綿100%は贅沢だと考えるようになった。洗濯しても乾きが悪く、時間や費用もばかばかしくかかるからだ。Gパンも同様である。特に”金食い虫” なのは乾燥機なのだが、クルマの運転席前のフロントや後部のラッゲージルームの上に広げると結構乾く。生乾きで臭くなるなんてのは、これで防げる。
風呂は、カナダでもアラスカでも、意識して探さないとなかなかありつけない。エアー・ビー&ビーなどの安宿ネット予約のサイトでバスタブ付きというのは滅多にないと思う。贅沢は許されない。で、だんだん、風呂には拘らないようになった。
元々乾燥した気候で日本のようなべとつく暑さがない。風呂なんか入らなくたってシャワーで十分と自分自身に何回も言い含めると、短時間で済む分、シャワーも満更でもないと思うようになった。そもそもこちらは慢性の水不足である。水を潤沢に使う生活はアラスカにそぐわない。「郷に入らば郷に従え」である。
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